内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

2015-01-01から1年間の記事一覧

東京工業大学「バイオコン2016」審査員

年明けになりますが、1月9日に開催される、東工大のバイオコンの審査員を務めさせて頂きます。 www.bio.titech.ac.jp 生命理工学部の学部1年生が小中学生を対象にしたバイオに関するテーマで"ものつくり"をする授業「バイオクリエーティブデザイン1」に取り…

眼窩底骨折と手術

まったくもってみっともないお話ですが、どなたかのお役に立てるかな、と。 11月22日夜半(STS学会の発表が終わって調子にのった)、飲んでタクシーで帰ったあと、タクシーから家に戻る短い距離で転倒しました。コンクリートの地面に顔から。 転ぶのはいつも…

毎日新聞書評:今週の本棚『ガリレオ裁判』

毎日新聞に書評掲載。「それでも地球は動いている」…などの言葉が残され、宗教と戦った科学のヒーローとして語り継がれるガリレオ・ガリレイ。 今世紀に入って、その宗教裁判の記録から、概要が明確になってきました。推理小説のような一冊です。今週の本棚 …

「第9回ニコニコ学会β〜FINAL〜」で座長

19日に開催された「第9回ニコニコ学会β」の第3セッションで座長を務めました。 第9回シンポジウム終了散開 niconicogakkai.tumblr.com タイムシフトでご覧になることができます。 第3セッション「科学へのアンビバレントな想い」 座長として、富野由悠季氏と…

毎日新聞「今週の本棚」『2015 この3冊』 

本日の毎日新聞に、書評員が「今年の3冊」を選ぶ欄に寄稿しました。毎年、選ぶの難しいですね。今回選んだ3冊はこちら。今年は教養とか知性とかキーワードになりうるかな、と考えて選んだのがこちら。 この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 作者: ル…

日本経済新聞:書評寄稿「食の未来のためのフィールドノート(上)・(下)」

日本経済新聞で書評を寄稿しています。 www.nikkei.com 対象本はこちら。 食の未来のためのフィールドノート・下:「第三の皿」をめざして:海と種子 作者: ダン・バーバー,小坂恵理 出版社/メーカー: エヌティティ出版 発売日: 2015/09/18 メディア: 単行本 …

毎日新聞「今週の本棚」<鼎談書評>「日本国憲法の新訳から考える」

毎日新聞で、鼎談書評が掲載されています。「日本国憲法の新訳から考える」をテーマにして、比較文化の張競さん、憲法学の木村草太さんと。ウェブからは見えないようなので、紙面でぜひどうぞ。読み応えあります。 取り上げた本は CD付 現代語訳でよむ 日本…

「第9回ニコニコ学会βシンポジウム 〜THE FINAL〜」で座長

http://niconicogakkai.tumblr.com/post/133978220071/告知第9回ニコニコ学会βシンポジウム-the-final登壇者決定 niconicogakkai.tumblr.com 『ニコニコ学会β〜THE FINAL〜』で座長を務めます。ニコニコ学会βも最終回、その場に座長として呼んでいただいたの…

科学技術社会論学会(STS学会)で発表

科学技術社会論学会(STS学会)第14回年次研究大会・総会(2015年度)で、「コミュニティをつくる科学コミュニケーション」というお題でセッションを立て、発表してきました。 お願いした発表者は、江渡浩一郎氏、岡本真氏。ディスカッサントに八代嘉美氏。…

日本料理「e.(イーピリオド)」再々訪

次の日から学会「科学技術社会論学会(STS学会)」があるとのことで、前日入りしている方々にぜひ食していただきたい! といま、一番仙台でおすすめの「e.(イーピリオド)」さんにお邪魔しました。総勢6人。 開店が今年の1月。お店の存在に気がついてから、…

【追記あり】第5回「理系女子を目指そう」登壇

11月15日(日)に、第5回『理系女子をめざそう』@秋田に「理系女子の未来、いろいろ」という題で登壇させて頂きます。 理系女性の進路の多様性についてお話ししたいと思っています。初めて秋田に行くのも楽しみです。 ただ、某社のキラキラ&ふわふわ路線の…

トラットリア アッカディ(フィレンツェ)

4travel.jp フィレンツェ初日に懇親会としてご相伴にあずかったレストランがこちら。おいしかったです。ただし。量が日本人にはたぶん厳しい(自分が到着直後だったかもしれません)。 このお肉とかね。 このほうれん草のニョッキとか、ポルチーニのリゾット…

Oudaen(ユトレヒト)

ユトレヒトで、外食する日が残り一日、という日に行ったお店です。 Oudaen - homepage 元、お城。店内も素敵でしたが、地元の方々がカジュアルに使っているのも良い感じ。 ムール貝山盛り(これで1人分)です。ムール貝はお隣の美食の国、ベルギーで有名らし…

オランダのミントティー

オランダにいて、ミントティーを飲む妙に目立つなとは思ったのですが。リーフをどっさり入れたお茶を飲む方が多かったんです。滞在中の後半で私も真似して飲むことにしました。 滞在先の朝食の場でも、ミントの葉がどっさり置かれていて。そのミントの葉から…

ゴッホ美術館(アムステルダム)

滞在はユトレヒトだったのですが、アムステルダムに行った間隙に、ゴッホ美術館に行ってきました。 www.vangoghmuseum.nl 宮城県立美術館でも、ゴッホの一部の展覧会をしていましたが、これだけゴッホの作品を見ることができたのは貴重な機会でした。年代を…

オルゴール博物館(ユトレヒト)

宿泊したホテルの近くにあった、ユトレヒトにあるオルゴール博物館、たいへん面白かった。この手の博物館は大好きです。 www.museumspeelklok.nl ユトレヒト大の先生たちが「あれはいい」と絶賛されていたのもわかる。教会を改装して作った博物館(フレスコ…

ユトレヒト大学・ファカルティハウスのレストラン

オランダ、ユトレヒト大学のファカルティハウスのレストランにご招待されました。美しすぎる(古い建築物を使ったので、フレスコ画の跡もあり)&おいしかった。オランダ料理はおいしくないとの評判ですが、今のところおいしいのしか食べていない気がします…

フィレンツェ滞在ホテル

www.tripadvisor.jp フィレンツェで滞在したホテルは、歴史ある建物を改造したらしく、大変素敵な内装でした。セントラルヒーティングが夜の19時ー23時までしかきかない、 というのは困りましたが、他はきちんと近代化されている。イタリア文学者の義兄いわ…

毎日新聞「今週の本棚」書評掲載『魔女・産婆・看護婦−女性医療家の歴史』

今回の書評は、こちらの本になります。なんと2回続けて大書評を書かせていただきました。ありがとうございます。今週の本棚:内田麻理香・評 『魔女・産婆・看護婦−女性医療家の歴史』=バーバラ・エーレンライクほか著 - 毎日新聞 魔女・産婆・看護婦: 女性…

フィレンツェの紙製品

フィレンツェには名物、名産が多いらしいが(皮製品とか貴金属など。前回、フィレンツェに行ったとき、ヴェッキオ橋でピアス買ってしまいました)、紙製品もそのひとつらしい。宿泊したホテルの2軒となりに、素晴らしい紙製品のお店があった。あれもこれも欲…

フェラガモの靴と、マーマレード

フィレンツェでは、フェラガモのヴァラを購入してしまいました。フィレンツェに行くまで、空港で免税店を見ていると、やはりこの靴は美しい(パステルカラーのものが多かったかな)。美術品を見ているようだ。というわけで、本場中の本場で買ってしまいまし…

海外でのお買い物

海外での買い物で、何度失敗したことか。その国の雰囲気にあてられ、ふらふらーっと買い物をしてしまう。特に服! 泣く泣く処分してしまったのも数知れず。 今回、夫の仕事にくっついて、フィレンツェ(イタリア)とユトレヒト(オランダ)に行きました。結…

【追記あり】NHK「ニッポンのジレンマ」出演:11月1日(日)深夜0時〜

www.nhk.or.jp 11月1日(日)深夜0時〜、Eテレ『ニッポンのジレンマ』に出演します。テーマは「教養のジレンマ大研究」。です。教養とは何か、流行している「反知性主義」とはそもそも? などについてお話ししてきました。 MC:古市憲寿、青井実アナウンサー…

公文(KUMON)インタビュー掲載

Kumon Now! のOB・OGインタビューに掲載していただきました。 www.kumon.ne.jp www.kumon.ne.jp 小学校1年からの、公文の教室通いは楽しかったです。進度上位者懇談会?みたいのもあって、ホテルオークラでパーティ&1泊させていただいたのもよい思い出です…

民間放送連盟『月刊民放』2015年10月号寄稿

『月刊民放』の10月号に寄稿しています。 今年は、日本放送連盟賞の「テレビ教養番組」の審査員長をしたため、講評を書かせて頂きました。 日本民間放送連盟賞/2015年(平成27年)入選作品:発表 - 内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite 先に書いたことの繰り…

毎日新聞「今週の本棚」『フランシス・クリックー遺伝暗号を発見した男』

毎日新聞に書評掲載です。 今週の本棚:内田麻理香・評 『フランシス・クリック−−遺伝暗号を発見した男』=マット・リドレー著 対象本はこちら。今回、初めての大書評(2,000字。普段の書評は1,400字)で苦労しました。バランスとるの、難しい。 フランシス…

日本民間放送連盟賞/2015年(平成27年)入選作品:発表

日本放送連盟賞(2015年)の入選作品が発表になりました。 表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟 私は今回、テレビ教養番組の審査を担当させて頂きました。どれもこれも力作で、選ぶのに悩むくらい(嬉しい悩みですね)。私は今回、審査委員長を…

日本経済新聞:書評寄稿『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』

本日の日本経済新聞に、書評が掲載されました。 この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた ルイス・ダートネル著 破局後の文明再建の道筋考察www.nikkei.com 対象本は、こちら。 この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 作者: ルイスダートネル,東…

啓林館・小学校理科教科書『わくわく理科』編集委員

啓林館で発行されている、小学校理科の文科省検定教科書『わくわく理科』の編集委員をつとめております。 平成27年度版 小学校教科書のご紹介 | 啓林館 本年度4月から、全国の小学校で使われているとのこと。もし、お子さんがお勉強されているようならば、嬉…

書評という「お仕事」

書評という仕事を承ったのは、いつだったろうか。2010-2012年あたりかな。そして、有り難いことに、2013年から、毎日新聞から書評員としてお仕事を頂戴した。あ。でも、子供向けであれば、もっと前からしていたのではず。もちろん、手を抜いていたわけではな…