本日の日本経済新聞に、書評が掲載されました。
対象本は、こちら。
「世界が消えたあと」とは、小惑星の衝突や核戦争後などの終末の世界。SFでは設定されることが多い世界で、その後の混乱を描写したものもありますが、これは「終末期からどのように科学文明を再建していくか」のサバイバル法を書いた本です……しかし、最善の終末期の迎え方が「パンデミック」であり、核戦争は最悪だという想定から始まるのは興味深いですが、ぞっとしますね……。
サバイバル本としても面白いのですが、高校理科あたりのおさらいにもなる良い教科書でもあります。「なんでこんなこと勉強しなきゃいけないんだろう」と思っていた(思っている)人にもお勧めです。私たちの手に届くあれやこれやは、これほどの科学文明を利用して届いているのです。