内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

つれづれ

ミュシャ展に行ってきた

現在、宮城県美術館での特別展、ミュシャ展を見てきました。 ミュシャ展 - 宮城県公式ウェブサイト ミュシャはけっこう昔から好きで、かつて渋谷のBunkamuraで見た記憶が。でもあの華麗な「いかにもミュシャ」というイメージを覆してくれるような展覧会でし…

3.11後の私がなぜ「楽しい」サイエンスコミュニケーションを続けたか?

NHK朝ドラの第134回の『あまちゃん』、女優鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が自粛ムードのときに「こんなご時世に…」「東北の人に対し、仕事をするのが申し訳ない」と。それを天野春子(小泉今日子)が「東北人が働けって言ってんですよ!」と返す場面が(も)印…

第5回ニコニコ学会βシンポジウム・参加

5回目にしてようやく参加できました。第5回ニコニコ学会βシンポジウム。【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来作者: 江渡浩一郎,ニコニコ学会β実行委員会,serori出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2013…

「ピエール・ガニェール」

料理と科学のコラボ「分子ガストロノミー」の創始者の一人であり、ミシュラン2つ星獲得のシェフであるピエール・ガニェールのお店に行ってきました。念願の! 料理革命 作者: エルヴェティス,ピエールガニェール,Herv´e This,Pierre Gagnaire,伊藤文 出版社/…

これぞ仙台、「源氏」

源氏 (仙台/居酒屋)tabelog.com 仙台は、東京に近いせいか「仙台らしい」場所が意外にないように思う。素敵なところはたくさんあるのだが、「東京を真似してみました」感のある場所が少なくない。 そんな中で、「文化横丁」は仙台らしさを満載の一角だと思う…

「ウフィッツィ・ヴァーチャル・ミュージアム」京都大学博物館

京都出張の合間に、京大の総合博物館の特別展示を観てきました。 ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム ― 京都大学総合博物館www.museum.kyoto-u.ac.jp 「ウフィツィ美術館所蔵の傑作を最先端のデジタル技術によって再現」、つまりハイテクな写真の撮影と…

「ヘルタースケルター」と、雑誌「美STORY」

▼少し前の話になりますが、映画「ヘルタースケルター」を観てきました。仙台の映画館に行くのは初。前評判から勝手におどろおどろしいものを想像していたので すが、意外とあっさり。沢尻エリカ様のプロモーションビデオですね、あれは。熱演というほどの熱…

仙台に転居しました

今月から、宮城県仙台市に転居しました。東大大学院の籍はそのまま、研究・論文執筆を進めていきます。 東京に行く機会もそこそこありそうなので、そのときはよろしかったらお声がけ下さい。もちろん、仙台にいらした際もお知らせいただけましたら嬉しいです…

ヴェッキオ橋でピアス

フィレンツェのヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)にて思わず衝動買いしたピアス。このフィレンツェ最古の橋(13世紀)は外観ももちろん美しいのだが、宝石・貴金属商が軒を連ねていて、文字通り「ぴかー」っと光っている。 その美しさに目がくらみ、思わず…

分子ガストロノミー料理

昨年の秋と、いう少し前になりますが、分子ガストロノミーを使った料理で名高い「タパス・モラキュラー・バー」に行ってきました。タパス モラキュラーバー (三越前/ダイニングバー)tabelog.com 憧れの分子ガストロノミーのお店! 分子ガストロノミーとはWik…

山種美術館とカフェ

山種美術館 に行ってきました。観た展覧会は「創立45周年記念特別展『ザ・ベスト・オブ山種コレクション』」。ため息の出るような画が勢揃いだったのですが、特に東山魁夷「満ち来る潮」には圧倒。デッサン(もあるんです)も含めて。速水御舟「炎舞」の解説…

ザッハトルテ「デメル」

「『ザッハ』か、『デメル』か?」……という具合に、本家争いのある、ザッハトルテ。表参道にある「デメル原宿クェスト店」に行ってきました。 デメル 原宿クエスト本店 (原宿/チョコレート)tabelog.com ……もう閉店していたのね(このブログ執筆が2015年6月)…

科学とクラシック音楽

先日、N響のコンサートに行ってきた。フルオーケストラのコンサートは久々。 それにしても、コンサートに集まる人の数に驚く。数千円のチケットという対価を支払って、数千人規模の人が集まる。科学にはこれだけの「スポンサー」がいるだろうか。いないから…

自然科学の「メガネ」を作る数学

先月、一日に立て続けにある数学者のおふたりにインタビューをした。私の役割は「数学」という世の中にとって遠い遠い分野を、少しでも世間に知ってもらうための仲介役という感じ。 「自然科学」と「数学」は別物だ(……らしい。今までその違いもわからなかっ…

和服愛高まる

ちなみに、私は着付けが自分でできません。それなのに、いまものすごーーーい勢いで着物熱が高まっています。 きっかけは、「第2回女子力Hacks研究会」(これについて語るとまた長くなるのでリンクしたブログのほうで)。 講師の高橋征義氏のさりげないけど…

あなたの東北(茨城)の好きなもの

Twitterのハッシュタグ #tohoku_fav を使って、ご意見を募集してみました。 Togetter - 「あなたにとっての東北の好きなもの」 こんなにたくさん。皆さん、ありがとうございます!被災地に対する愛が感じられるTweetの集合。 一日も早い復興を願って。引き続…

プレゼン名人が集まる寺:薬師寺&源平咲きの梅

奈良に来ている。枕が変わったせいもあるのだけど、昨日、一昨日と3時間ずつくらいしか寝ていない。枕が変わったせいだけではないだろう。先週の地震の影響だ。大地が揺れているような錯覚を起こしてしまって、つい起きてしまう。気ばかりが焦って、落ち着い…

執筆  WEBRONZA+「異文化としての科学」&「できることと、できないことがある」

異文化としての科学 - WEBRONZA+科学・環境 - WEBマガジン - 朝日新聞社(Astand) 書いたのが2週間以上前ということもあり、そして他のWEBRONZAの記事が震災を論じているなかで浮いている内容ではあります……。 ただ、一方でこう思います。私の座右の銘は、…

いま、私たちにできるかもしれないこと

未曾有の震災から数日。今回の震災でなくなられた方にはお悔やみを申しあげ、被害を受けられた方には心からのエールをお送りします。 非被災地にいる私ではありますが、仙台という地は私が親元を離れて初めて住んだ土地。友人もいるし、お世話になった方も数…

第2回女子力Hacks研究会

3月3日のひな祭り.そして銀座三越のLaduréeでアフタヌーンティー.なんとも研究会のテーマにふさわしい設定でしょう.しかしメンバーが,shino さん,yuco さん,nijimu さん,そして私…….いや,メンバーからして根本から間違っているだろう,と思ったあな…

郡山市ふれあい科学館 スペースパーク

郡山市ふれあい科学館 スペースパーク 先日,郡山で「ふくしまサイエンスプラットフォーム」のサイエンスカフェの講師をしたのですが,その時間の前に同じ建物内にあるスペースパークをスタッフのSさんにご案内していただきました.役得! その名の通り,宇…

東大医学部・健康と医学の博物館

東京大学医学部・付属病院に先月開設された健康と医学の博物館に行ってきた。付属病院の目の前にあって、アクセスしやすい(のか? 病院に行く人はそんな場合じゃないとも思うが)。 企画展が「感染症への挑戦」。このテーマは素人としても楽しめるのではな…

サムライたちの挑戦。支えるしくみ。

昨日、司会をしたセッション&その後の懇親会があまりにも私にとって刺激的で、まだまだ頭がまとまっていないのですが、とりあえずメモ程度に印象に残ったことを記しておきます。あとで増やすかと。 武器を持つ、武器を研ぐ、対象に切り込む 最初に非難を浴…

「おいしい」記憶

先日、某小学校で実験教室の講師をした。テーマはメレンゲ。(1)メレンゲを作る(2)電子レンジで温めてみる(3)熱い紅茶の上に浮かべてみる(4)メレンゲをのせたケーキをオーブンで焼いてみる……という実験(というかお料理)にあわせて、それに関わるサイエンス…

越境と境界と

数学セミナー 2011年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2011/01/12メディア: 雑誌購入: 4人 クリック: 64回この商品を含むブログ (2件) を見る数学セミナー2月号の座談会「越境する数学」を読む。 JSTさきがけ数学領域の研究者らの座談会。 …

「文化人とは何か?」

文化人とは何か?作者: 南後由和,加島卓出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 2010/08/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 78回この商品を含むブログ (15件) を見るボスが寄稿しているので、今更ながら入手。他もおもしろい。専門家と大衆…

年賀状

こちらでも上げさせてもらっちゃう。うれしいので。 東京・中日新聞の連載で、毎回かわいい、くすっと笑えるようなイラストを描いて下さっている赤塚千賀子さん画の年賀状。連載で登場するキャラクターで描いてくれました。左のねこは、昨日掲載分のねこなん…

科学×本

「このコンピュータ書がすごい!2011年版@ジュンク堂」、リアルで行くつもりだったのに諸事情により断念。泣く泣くUstreamで見てる。今年こそは、と思ったんだけど。残念。 このイベントの設計、ほかの科学の分野でも応用できないかと、長いこともやもや考…

「旧い」メディアの可能性

サイエンスコミュニケーションでは今や欠如モデルはいかんという風潮であり、一方向は旧時代的、双方向こそ万歳という話になりやすい。その流れを受けてマスメディアを利用した方式もあまり可能性をもって語られる場面が少ない(ような気がする)。確かにウ…

あけましておめでとうございます

2010年を振り返ってみると フリーランスになった 意外と、なんとかなるもの? 本を1冊出した 1冊しか出せなかった、ともいう。ただ、これきっかけで依頼を受ける仕事の種類が変わってきたので転機にはなったか。 自主企画あれこれ どうしても挑戦したくなる…