先日、某小学校で実験教室の講師をした。テーマはメレンゲ。(1)メレンゲを作る(2)電子レンジで温めてみる(3)熱い紅茶の上に浮かべてみる(4)メレンゲをのせたケーキをオーブンで焼いてみる……という実験(というかお料理)にあわせて、それに関わるサイエンス(タンパク質変性などなど)をお話しする、という。
オトナとしては、メレンゲ(ただの卵白+砂糖)は、そのままではさほどおいしいものではないとわかっている。実験(というかお料理)自体は面白くても、できたものに「がっかり」されないかという不安があったのだが。だって、今の子どもたちの身の回りにはおいしいもの、いっぱいあるもの。
とはいえ、単なる市販のカップケーキにメレンゲをのせたケーキが大人気。
あと、終了後に残ったメレンゲ「だけ」をスタッフの皆さんが焼いてくれたところ……このように群がる。
「自分で」というのは最高の調味料なのかも。味覚にとってだけでなく、学習にとってもそうであってくれるとうれしい。あれ、おいしかったな……という記憶とともに、何か思い出してくれるとうれしい。