内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

「ピエール・ガニェール」

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 料理と科学のコラボ「分子ガストロノミー」の創始者の一人であり、ミシュラン2つ星獲得のシェフであるピエール・ガニェールのお店に行ってきました。念願の!
 

料理革命

料理革命

 

  フランス料理人、ピエール・ガニェールと、科学者エルヴェ・ティスの共著本はこちら。

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 可愛らしい前菜あれこれ。

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 "Chateldon"という名のフランスの水。初めてでしたが、お酒に匹敵すると言っても大げさではない炭酸水。「太陽王の水」とも呼ばれているらしい。気に入って、今や箱買いしています。

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アスパラガス。

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クスクスのアレンジ。

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このスープ、二種類の味が一皿で楽しめる。

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ここでようやくメイン二品。

 このレストランの売りだという、チーズとデザート。
ここから怒濤のチーズ料理とデザート。

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この三品、どれもチーズ菓子。チーズをここまで変身させることができるのか? と驚きです。

そして、デザート。

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プチフール各種。

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野菜を使ったデザート。

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 さすがに、満腹です。ごちそうさまでした!

 分子ガストロノミーの創始者の一人が作ったレストランではありますが、「科学っぽさ」は表からはまるで感じられない。超ハイテクであることは予想できますが、それが巧みに隠されている。
 マンダリンオリエンタルの「タパス・モラキュラー・バー」は「科学イメージ」を積極的に利用していて、元ネタがすぐにわかるし(人工イクラのあれね、とか)ウィーンの"Steirereck"も、そこまで露骨ではないけど「実験ぽい」演出は施している。

 「分子ガストロノミー」創始者の目指したいところはここなのかもしれない。科学を利用するけど、この水面下の様子は見せませんよ、という。

 そして、終盤になって異様な盛り上がりを見せる、富野ガンダム的展開にも圧倒されたのでした。「まだだ、まだ終わらんよ」というばかりに、チーズ(お料理された!切っただけではない)3品と、デザート5品がどーっと出てくる。「チーズ」と「デザート」という言葉のもつ意味の破壊と再構築的な何かを体験し てきたのでありました。

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