いま、私たちにできるかもしれないこと
未曾有の震災から数日。今回の震災でなくなられた方にはお悔やみを申しあげ、被害を受けられた方には心からのエールをお送りします。
非被災地にいる私ではありますが、仙台という地は私が親元を離れて初めて住んだ土地。友人もいるし、お世話になった方も数多くいらっしゃる。ニュースを見ると心が痛む(だけでは言葉としては足りない)。そして頑張っている人にはただただエールを送るだけしかできない。
一方で、非被災地で寝る間もなく頑張って、有益な情報を選択し、編集し、流し続けている友人もいる。
すると、直接的で、具体的で、迅速なことができない自分に対して無力感を感じ、心が折れる。どうもこれは私だけではなさそうで、私よりよほど立場があり、真面目で、その能力をお持ちの方ほどこそ、私よりもはるかにそう感じてられるように見受けられる。
私たちがいまできるとしたら、なんだろうか。普通じゃなくなっている精神状態に自覚的になり、淡々と日常を送る(これ自体がいまは難しいのだけど)。そして、いま頑張っている人たちが反動で疲れて動けなくなったときに「何か」をすることではなかろうか。そのために、今はバネを縮ませるように、エネルギーを蓄える時期ではなかろうか。そのときに何ができるか、今から心して準備しておきたい。
多くの人に心の平穏が訪れますように。