朝日新聞『あすを探る』「「暗黙知欠く専門家に注意」」寄稿
朝日新聞の論壇時評欄の、「あすを探る」コーナーを担当し、寄稿しました。
ハリー・コリンズとロバート・エヴァンズの研究を補助線として、誰を専門家として信頼できるか検討してみました。大事なのは「暗黙知」です。具体例として話題の「K値」を取り上げました。
本文で「感染症の専門家以外の見解だからという理由で、すべてを退けるべきだとは思わない。異分野間の適切な共創は、建設的な知見を生む」と書いたとおり、異分野の人は口を出すな、という意味ではありません。「越境」する際には自覚が必要、と考えます。
いまの時代、科学的知識の社会学を専門として研究を続けてきた、ハリー・コリンズとロバート・エヴァンズの研究は、世の中を見通すために役に立つと思います。邦訳されている書籍としては、上の二つがあります。