朝日新聞「論壇委員が選ぶ今月の3点」6月
朝日新聞の論壇時評の欄で、「論壇委員が選ぶ今月の3点」が掲載されました。
▽森田朗「政治と科学、責任を取るのはどちらか?」(JBpress 5月25日)
<評>科学者が予測を誤ったとして一審で禁錮6年の実刑判決(二審は無罪)を受けたイタリア中部ラクイラの地震を例に、科学と政治の関係を考える。森田は、双方の役割分担と決定過程の公開を徹底する必要があるとする。
政治と科学、責任を取るのはどちらか? NFIからの提言(3)政治家と科学者の役割と責任を再考する(1/2) | JBpress(Japan Business Press)
この森田論考では、「後出しジャンケン的な批判は卑怯」と指摘します。 また、科学の判断に「政治的な配慮が入り込む余地を少なくする」ための提言もしています。
科学と政治の役割/責任については 尾内隆之・調麻佐志「新型コロナウイルス感染症対策における科学と政治」岩波『科学』6月号 でも鮮やかに分析され、まとめられています。緊急事態宣言までの時系列表も詳細でありがたい。
▽苅谷剛彦「『自粛の氾濫』は社会に何を残すか」(Voice 7月号)
▽ラニア・アブゼイド、アンドレア・ブルース「政治の壁に挑む女性たち」(ナショナルジオグラフィック日本版 6月号)