東北大教養教育特別セミナー「学問にとって『役に立つ』とはいかなることか」講演
第7回教養教育特別セミナーのお知らせ – 東北大学教養教育院
東北大学の新入生向け特別セミナー「学問にとって『役に立つ』とはいかなることか」で講演しました。
私の発表のお題目は「複数の『メガネ』を持つために」。
個人的にも、大学教育でさえ「役に立つ」を求められることには疑問を抱いています。即効的に役に立つけど、将来(数十年先という短いスパンでも)を見据えたらどうなのか? と。民間で学ぶ場ができて、それがビジネスとなっている現状は望ましいとは思います。でも、大学、特に国立大学の教育の場でも即効性のあるお役立ちを求められる状況は回避したいと思うひとりです。
こちらは、東北大の新入生向けのセミナーです。1000名集まったとか。最後のパネルディスカッションでも学生さんから質問が寄せられましたが、それが軍事研究について、などで。大学1年、しかも4月の時点でこの質問が出るという優秀さに驚きました。