『ライブラリー・リソース・ガイド』第26号・インタビュー記事掲載
\\LRG最新号第26号は2019年3月29日(金)発売!//
— ライブラリー・リソース・ガイド (@LRGjp) March 21, 2019
特集テーマは「公共コミュニケーションと図書館のアドボカシー」です。鎌倉幸子が責任編集を務めました。研究ノートというスタイルでテーマに向き合っています。ご予約はFujisanマガジンサービスからどうぞ~https://t.co/qhjJH4VdAm pic.twitter.com/fD0Hk5Nz75
『ライブラリー・リソース・ガイド』(LRG)第26号の「司書名鑑」のコーナーで、インタビュー記事が掲載されています。サイエンスコミュニケーターとしての今まで、博士論文&これからの研究…と、あれこれ網羅した内容にしていただき、自分を振り返る良い機会となりました。
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毎日新聞に川端裕人・本田公夫著『動物園から未来を変える:ニューヨーク・ブロンクス動物園』書評を寄稿。この本は「動物園論」(動物園の持つ力、課題、可能性)を語りながら、「ブロンクス動物園、すごい……こんなところがあるのか」「展示グラフィックアーツって? 面白い!」と最先端の動物園を見せてくれる。さらに、日本の動物園が抱える問題点(日本の動物園が、スタッフの「やりがい搾取」的な構造で成り立っている現状など)も教えてくれる。などなど、多種多様な魅力にあふれた本です。
とにかく、読んでいて楽しい。そしてブロンクス動物園(は無理でもとにかく動物園に)に行きたくなる。おすすめです。
動物園から未来を変える―ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン
- 作者: 川端裕人,本田公夫
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2019/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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化学コミュニケーション賞2018:審査委員
化学コミュニケーション賞2018の審査委員をつとめました。以下の方々(敬称略)が受賞されました。おめでとうございます!
化学コミュニケーション賞2018(個人)
受賞者:谷藤 尚貴(米子工業高等専門学校)
業績の表題:世界へ繋がる化学教育と地域活性化への展開
化学コミュニケーション賞2018 審査員特別賞(個人)
受賞者:田村 健治(東京都立産業技術高等専門学校)
業績の表題:幅広い世代を対象とする化学実験講座の実践
化学コミュニケーション賞2018 審査員特別賞(個人)
受賞者:福田 俊彦(愛知県立惟信高等学校)
業績の表題:化学の好きな子どもを増やす社会貢献活動
東京大学『学内広報』インタビュー記事掲載
www.u-tokyo.ac.jp 東京大学の『学内広報』No.1518の「リベラルアーツの風」のコーナーで、インタビュー記事が掲載されています。担当した授業や、科学技術インタープリター養成部門主催の市民講座の話などをさせて頂きました。
信濃毎日新聞『政治に口出しする女はお嫌いですか?』書評寄稿
信濃毎日新聞に、工藤庸子著『政治に口出しする女はお嫌いですか?:スタール夫人の言論 vs. ナポレオンの独裁』勁草書房、の書評を寄稿しています。
政治に口出しする女はお嫌いですか?: スタール夫人の言論vs.ナポレオンの独裁 (けいそうブックス)
- 作者: 工藤庸子
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2018/12/26
- メディア: 単行本
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「共に考える伴侶」たちと語りながら、その知性と言論を磨き上げていったことに注目したい。今の社会に求められているのは、公共圏と親密圏を行き交う「ソシエテ」を大事に扱うことだろう。
公共圏と親密圏の間に位置する「サロン」を通じて、ナポレオンの独裁に対抗したスタール夫人。あの時代にこんな格好いい女性がいたのか、と驚きです。
このスタール夫人、「大河ドラマで見たい」と思うくらいスケールが大きく魅力的な女性。もしかして?思いながら池田理代子の『皇帝ナポレオン』を読み直したら、1巻からスタール夫人が出ていました。むかーし読んだ時には気づきませんでした。
米国建国の父の一人、ベンジャミン・フランクリンの逸話も面白い。英国在住歴が長いにもかかわらず、あえて米国風(当時のフランスから見れば、"田舎"風)のキャラで、パリの貴婦人たちの注目を浴びる。で、サロンの主人に求愛してフラれるという「儀式」をやってのけ、さらに人気を得る。同時に在仏の外交官として大活躍したという。フランクリン、多様な業績を残しているが処世術にも長けていたか、と。当時のパリのサロンは、ラブレターもサロン内で読み上げられて公開されたとのこと。だから、「フラれる」プロセスを粋に演出することがウケることも織り込み済みだったことか、フランクリンは。
毎日新聞「今週の本棚」『ニュートンに消された男』書評寄稿
mainichi.jp 毎日新聞に中島秀人著『ニュートンに消された男:ロバート・フック』(角川ソフィア文庫)の書評を寄稿しています。
こちらは、大佛次郎賞を受賞した1996年発刊の本を、加筆して文庫版にしたものです。20年以上経っても、ロバート・フックの伝記としては決定版と言えるのではないでしょうか。
こちらの本は、拙著『恋する天才科学者』(および、文庫本の『面白すぎる天才科学者たち』)で参考文献にさせていただきました。
面白すぎる天才科学者たち 世界を変えた偉人たちの生き様 (講談社+α文庫)
- 作者: 内田麻理香
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: 文庫
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以前読んだ時はニュートンに比べて異様なまでに無名なフックに同情しましたが、今回読み直すと「さすがに新人のニュートンをいじめすぎだ……」と、フックに対して呆れてしまいました。そこまでされたらニュートンも恨むでしょう、と。