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内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

日本経済新聞:書評『マンモスのつくりかた』

しごと 書評

 本日の日本経済新聞に、書評が掲載されています。

www.nikkei.com

 対象本は、こちらです。

マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる (単行本)

マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる (単行本)

 

  著者は古生物DNAの研究者で、マンモスなど絶滅種を「脱絶滅」させる研究をしている。この本の読みどころは色々あって、古生物DNAの実験やフィールドワークでの様子もいきいきと描かれているし、生命科学について丁寧に説明してくれているので良い教科書にもなっている。
 最も特筆すべき点は、単純に脱絶滅だけを視野に入れていないこと。「神になってよいものか」と自問自答し、復活した際の生態系への影響、野生に放つことができるのか……と、慎重に考えていることだ。科学技術が世に放たれたときの先も考える、科学者の姿勢は尊敬する。

 マンモスが復活すると考えると胸が躍るが、その想いだけでは解決できない問題が山積しているのだ。


Ancient DNA -- What It Is and What It Could Be: Beth Shapiro at TEDxDeExtinction

 著者のベス・シャピロのTEDxでのトークはこちら。