平成30年の日本民間放送連盟賞、テレビ教養部門の審査員をつとめました。いずれも力作。最優秀作品はテレビ金沢「拉致と言えなくて ~寺越さん母子の55年~」。優秀作品に選ばれた番組も見応えあり。機会がありましたらぜひ。
毎日新聞:雑誌評『文藝春秋』9月号
『サイエンスコミュニケーション』 vol.8 No.1 掲載
日本サイエンスコミュニケーション協会誌『サイエンスコミュニケーション』2018年のVol.8 No.1の特集は「本とのサイエンス」。この特集に、「限界を踏まえて市民が関わる科学」が掲載されています。
毎日新聞に掲載した書評、
『科学の不定性と社会』の加筆版になります。
この特集号では、サイエンスコミュニケーションに携わる人たちにおすすめの本が紹介されています。ぜひ手に取ってみてください。
長野市民教養講座『文明史における科学・技術と社会変動』講師
長野市民教育講座『文明史における科学・技術と社会変動』で、講師をつとめてきました。
私のお話ししたテーマは「科学の発展と、科学離れ」。科学(と技術)が発展すればするほど、私たちの世界から遠く離れていく。それを、私たちの手に取り戻すためにはどうしたら良いか……という話を、C. P. スノーや R. ウィリアムズ、そして大森荘蔵の言説から考えてみました。
こちらのカシヨ情報グループさんが開催している「長野市民教養講座」ですが、もう30年以上続いているとのこと。企業のCSRとして、このような市民向けの講座が続いていることは素晴らしい。そして、受講されている方々も、勉強熱心で私も刺激になりました。
長野駅で降りたのは初めてだったので、善光寺に寄ってきました。
時間がなかったので、短時間しかいられなかったのですが、いろんな意味で興味深い。善光寺は歴史があるお寺。多くの人びとにとって支持されるお寺のあり方とは? などと考えてしまいました。お参りするだけで「楽しい」。その楽しみを与えてくれる場として存続してきた重みを感じます。今度は、ゆっくり伺いたいです。
信濃毎日新聞「夏休みの一冊」『宮沢賢治の元素図鑑』書評
毎日新聞・書評『どもる体』
毎日新聞の「今週の本棚」に『どもる体』の書評を寄稿しました。
吃音という難しい障害に焦点を当てた本ながら、深刻になりすぎない形で描き、誰もが「その感覚わかる……」と感じるであろう一冊。この本の「軽やかさ」「受け入れやすさ」は著者の文章の巧みさ、装丁、編集……が相まって出来上がったのでしょう。ベストセラーになって版を重ねているのも納得、おすすめです。
四谷大塚『Dream Navi』2018年8月号・インタビュー記事掲載
四谷大塚が発行する『Dream Navi』2018年8月号に、インタビュー記事が掲載されました。
「なぜ勉強するの?」の特集で、私は「新しいことを知ると自分が好きになれる」とのお話をしましたが……さて、これで答えになるのでしょうか。子供にとって「なぜ勉強するの?」という問いは切実で、そして大人からは答えにくい。「これ!」というわかりやすい答えはないのでしょう。他の方々のインタビュー記事、興味深いです。