日本経済新聞の「プロムナード」の連載、更新です。
サントリーで開発された、青いバラ「アプローズ」の話です。遺伝子組み換え作物に関しても少し触れました。
バイオテクノロジーを使った快挙である、この青いバラ。まだ、真っ青ではありませんが、これからどれだけ青くなっていくのでしょうか。
「青いバラ」の話を聞くと、中井英夫のこの推理小説(三大奇書と名高い)を思い出します。
この本の登場人物は、色にちなんだ名前。五色不動(東京の、目黒不動、目白不動、目赤不動、目黄不動、目青不動)も伏線にしている。そして、「不可能」であるとして、青いバラと共に、黄色いアサガオの話も登場する。
サントリーは、青いバラだけでなく、この幻の黄色いアサガオも2014年に実現していたのですね。驚きました。