本日の毎日新聞に書評(短評なので、Webに掲載されず、(麻)の一文字署名です)が掲載されています。ぜひ本紙のほうで確認していただけたら。
対象本はこちらです。
既に単行本で出されていますが、加筆されて文庫化されました。著者は文系出身で科学を長く担当してきた記者。加筆部分の「科学とジェンダー」の部分で、発表当初のSTAP騒動の記事を戸惑いながら新聞記事を書いているという下りは、著者の思いが読み手にも伝わってきます。読みどころの一つでしょう。
全体的には、鋭い感性で、科学を気軽に語るエッセイです。本当に気軽。本書のように、科学を特別視せず、井戸端会議や居酒屋談義で科学が語られるようになることを願います。