日本経済新聞に、書評を寄稿しています。
対象本はこちらです。
植物は<知性>をもっている―20の感覚で思考する生命システム
- 作者: ステファノ・マンクーゾ,アレッサンドラ・ヴィオラ,マイケル・ポーラン,久保耕司
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 単行本
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知性を「問題解決をする能力」と捉えるならば、太陽に向かってのびていく枝も、養分を求めてのびる根も「視覚」になる。そして、興味深いのは、人間は脳や肝臓や胃など器官を持っているが、植物は器官が分散している。例えば「目」を枝と根のように分けるなど。
この分散型知能は、おそらく今後のテクノロジーに大きなヒントになりそうです。