内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

『月刊民放』3月号特集「目指せ!放送のプロ」寄稿


 日本民間放送連盟が発行する『月刊民放』に、寄稿しました。
 今号の特集は、4月から民放に就職する方へ向けた回です。

・特集 目指せ!放送のプロ
<“2020年”を支える君たちへ!>
世界に目を向け独自の視点を 生島 淳
新しい世代の「グルーヴ」を 入江たのし
視聴者を信じて 内田麻理香
無理・無駄・無茶のすすめ(※ただし20代に限る) 品田英雄
体力と人情のテレビ界 辛酸なめ子
つたえるということ 郄橋秀実
僕がテレビの世界から学んだこと 速水健朗
間に合いますように 箭内道彦

 少々出演経験があるだけで、テレビの内情がわかっていない私が何を書けるか……と悩みましたが、こうやって誌面にそうそうたるメンバーに並ぶと、さらにもう少し書きようがなかったか、など考えてしまいます。

 一視聴者として、「営みとしてのサイエンス」「白黒つけないサイエンス」を扱った番組が欲しいなあと。ハードルが高いと思うかもしれないけど、視聴者を信じて下さい、と。

 一度、あるニュース番組でコメントをしたとき、「電気化学」という言葉を使ったら「『電気化学』だと視聴者がわからないから、『化学』に変えて下さい」と言われたことがありまして。それだと、全然説明にならないのだが……と思いつつ、渋々変えたことがあります。でも、本当に『電気化学』だと視聴者は困るのか? この手の、テレビ局側からの「自主規制」にたびたび接したことがあるので、もう少し視聴者のことを信頼した立場から番組を作っても良いのではないかと感じている次第です。