内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

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書籍『図鑑大好き!』インタビュー記事掲載

 上記の本にインタビューが記事掲載されました。やくみつるさん、柳生真吾さん、さかなクン*1とご一緒の「思い出の一冊」というコーナーで、とても光栄です。

 もともと、この本は千葉県立中央博物館の企画展、「図鑑大好き!」(平成26年7月19日〜10月13日)の公式展示解説書です。美術館もそうですが、企画展に行ってガイドブックがあるとほっとしますが(逆に気に入った企画展のがないとがっかりしいます)、本書は、ガイドブックとしてだけでなく、単品としても楽しめる一冊です。

 ダーウィンの『進化論』の起源のひとつであろう「フジツボ図鑑」や、手塚治虫の昆虫標本、そして「図鑑をつくる人々」の章から「図鑑と同じ写真の撮り方」指南まであり。「図鑑」というひとつの切り口でもここまで楽しめるのだな、と。企画展も行きたくなります。

 さて、私の掲載ページですが「思い出の一冊」というと、一冊ではなく、「図鑑セット」だったんですよね。しかも、記憶も曖昧で。でも、インタビュー中に、ここの博物館の主任上席研究員の斎木さんが質問され、
「何冊セットですか?」「たぶん……10冊?いえ12冊?そのあたりです……」
「発行はいつ頃ですか?」「いただきものなので、正確な年はわからないですが、このくらいでしょうか……」
と私があいまいな答えをしたにも関わらず、「算数や家庭科が入っている図鑑セットは珍しいです。たぶん特定できます」と仰り、斎木さんが仙台からのお帰りの新幹線の中から「このあたりから見覚えありませんか?」と、画像を送ってきて下さいました。はい、見事『こども学習百科』(講談社)で特定! プロすごい。古い本なのにありがとうございました。

 この図鑑セットとは、子どもの頃よいお友だちでしたね。まさにたわむれた、という感じ。これを見ながら五角形を描いてみたり(その頃、学校でコンパス使っていなかったから、父親からコンパス借りた)、触ると怖いとページの端でページを繰りつつ、恐竜や昆虫の写真を見たとか*2。思い出深いです。
 
 『学研の学習』『学研の科学』とともに、この図鑑は私の知的好奇心の源になってくれたと感謝しています。

*1:敬称つけないほうが失礼じゃないのよね……? 失礼であればご指摘下さい

*2:今考えると変な行動だ。怖いもの見たさ?