内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

ビブリオバトルでの拙著『恋する天才科学者』

 先日出版した

  の元本である

恋する天才科学者

恋する天才科学者

 

 が、ビブリオバトルで取り上げられたのが嬉しい。
 とはいえ、2007年出版で、筆致も未熟で情けない限りだが、そこも含めて採用して下さったのは著者としては感謝です。

 

デーリー東北新聞社:チャンプ本獲得者、決勝戦の抱負 (2015/09/15)

高校生の部 伊藤 美命(いとう・ひめ)さん(15)=八戸市
高校生の部 伊藤 美命(いとう・ひめ)さん(15)=八戸市
魅力伝えること大事に

 決勝に進出できるとは思っていなかった。本当にうれしくて、投票してくれた方に感謝の気持ちでいっぱい。
 予選会では「本の面白さをどれだけ伝えられるか」を意識しながら発表した。また、観客の皆さんに聞こえやすいよう、はっきりと話すことを心掛けた。今回は手が震えるほど緊張したので、これから練習を重ねて、決勝に臨みたい。
 理科を身近に感じたくてこの本を読み始めた。文章も柔らかかったので、すらすらと読めたし、有名科学者たちの「頭が固い」イメージを変える人間味を感じさせるような内容に引かれた。
 決勝では、結果にこだわらず、作品の魅力を伝えることを大事にして取り組みたい。

 

 15才の女子高生が選んで下さって、決勝までのチャンプ本に選ばれたのは著者冥利につきます。

 

 大阪大学基礎セミナー「ビブリオバトル入門」

 では、東さんが取り上げて下さった。

www.youtube.com

 東さん仰るとおり、この本はテンション高すぎて読むのには辛かったと思う。でもビブリオバトルに選んでくれて、本当にありがとうございます。

 というか、この指導教員の中村征樹 id:nmasaki+bibliobattle 阪大准教授、最後の方で「(著者は)大学の同級生」とかお茶を濁さず、我ながらうざい文体を徹底的に排除したつもりの文庫版も紹介して欲しかった……(涙)。いえ、すみません、お送りします。

【追記】あとで中村先生に聞いたら、文庫版も紹介してくれたとか。そして、去年も女子学生に『恋する天才科学者』を選んでいただき、しかも今年のはチャンプ本になったということです。皆さん、ありがとうございます。

 

 そんなことはともかく。ビブリオバトルという「口頭での書評合戦」に拙著が選ばれるのは、嬉しい限りです。