12月14日付の毎日新聞の書評欄、恒例の「今年の3冊」が掲載されました。悩みに悩んだのですが、今回選んだ3冊はこちら。
マリー・アントワネットの植物誌: ヴェルサイユ宮殿 秘密の花園
- 作者: エリザベット・ドフェドー,アランバラトン,´Elisabeth de Feydeau,Alain Baraton,川口健夫
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2014/02/24
- メディア: 単行本
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こちらに関するブログ記事はこちらになります。
読んで良し、眺めて良し。手元にあると幸せな一冊です。
- 作者: ダナ・ハラウェイ,永野文香
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2013/11/22
- メディア: 単行本
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こちらに関するブログ記事はこちらになります。哲学者、フェミニズム論者のハラウェイ著と考えると、尻込みしたくなる方もいるかもしれませんが、ハラウェイの「犬ラブ本」という気分で読んでも良いかも。「伴侶種」という言葉をキーワードにして、夫婦関係、親子関係などなど問い直すきっかけになる名著かと。
- 作者: オリヴァー・サックス,大田直子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: 単行本
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こちらに関するブログ記事はこちらです。人気作家、サックスの新作。情景描写の見事さに嫉妬心を覚えますが、それを上回るサックスへの羨望。そして、作者のあたたかさが根底に流れています。本当は、深刻な話にもできるかもしれないのに。
他の評者さんは、書評に出していない本なども取り上げていますが、まだその勇気はなく……。来年の目標にします。