内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

毎日新聞「2014年 この3冊」掲載

 12月14日付の毎日新聞の書評欄、恒例の「今年の3冊」が掲載されました。悩みに悩んだのですが、今回選んだ3冊はこちら。

マリー・アントワネットの植物誌: ヴェルサイユ宮殿 秘密の花園

マリー・アントワネットの植物誌: ヴェルサイユ宮殿 秘密の花園

 こちらに関するブログ記事はこちらになります。
 読んで良し、眺めて良し。手元にあると幸せな一冊です。

伴侶種宣言: 犬と人の「重要な他者性」

伴侶種宣言: 犬と人の「重要な他者性」

 こちらに関するブログ記事はこちらになります。哲学者、フェミニズム論者のハラウェイ著と考えると、尻込みしたくなる方もいるかもしれませんが、ハラウェイの「犬ラブ本」という気分で読んでも良いかも。「伴侶種」という言葉をキーワードにして、夫婦関係、親子関係などなど問い直すきっかけになる名著かと。

見てしまう人びと:幻覚の脳科学

見てしまう人びと:幻覚の脳科学

 こちらに関するブログ記事はこちらです。人気作家、サックスの新作。情景描写の見事さに嫉妬心を覚えますが、それを上回るサックスへの羨望。そして、作者のあたたかさが根底に流れています。本当は、深刻な話にもできるかもしれないのに。

 他の評者さんは、書評に出していない本なども取り上げていますが、まだその勇気はなく……。来年の目標にします。