- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/07/07
- メディア: 雑誌
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8月号のLEEに、別冊でチョッパーマンとコラボで24pの別冊を組んでいただきました。表紙はこんな感じ。
LEE編集部さんに、この別冊の特設ページまで作っていただきました。ありがとうございます。
今月のLEE:家事のお悩みは科学で解決! チョッパーマンとまりか先生の「暮らしの不思議なぜなにBOOK」|LEE(リー)
ぜひ、こちらのページもご覧下さいませ。
チョッパーマンは、(ご存じの方も多いでしょうが)『ワンピース』のスピンアウト漫画。
- 作者: 武井宏文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/05/02
- メディア: コミック
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その武井宏文先生の絵で、書き下ろしマンガに登場させていただいたのは嬉しすぎます。
今まで、女性向け雑誌や番組でいろいろお仕事させていただきましたが、いつも「お役立ち」「科学で楽になる」系が多かったのですが、この別冊はなかなかガチでして。お役立ち感系ネタもありますが*1、「なぜなにBOOK」と書かれているように、科学の「なぜ?」という楽しみが両立している。むしろそれが前面に出ている気が。読者の皆さまの疑問に応えるコーナーがいっぱい用意されています。「お役立ち」だけでなく、「なぜ?」に踏み込んだ企画を作って下さった編集者さんに感謝です。ガチなので、化学物質の名前とか遠慮なく出てきますが、日常生活からは離れていない内容になっています。編集者さん、ライターさんもたいへん勉強されて、頭の下がる想いです。
この別冊を見て、こちらを思い出しました。教育哲学者、J. デューイが「常識的知識」と「科学的知識」を対比させているのですが*2、常識的知識は
常識の場合は、知識の必要性はもっぱら事物の「使用と享受(use and enjoyment)という直接的実際的感心によるものであり、したがって常識知のないようもそのような「使用と享受」という実際的配慮(practical considerations)によって規定されるものである
(米盛 2007*3)
科学的知識は「使用と享受」を必要としないが、常識的知識(常識知)*4は、「使用と享受」を必要とする。
だから、常識的知識を欲するけど、科学者でない人たちには、「使用(use)」=「お役立ち」と「享受(enjoyment)」=「科学のなぜ?」を通して、科学に親しんでいただく導入を作ることが必要なのかな? と改めて感じました。私はなるべくenjoymentのほうを伝えたい、と思っているのですが、やはりuseと組み合わせることが有効かも、と。
というわけで、個人的にもかなり勉強になったお仕事でした。