日本経済新聞で『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』について書いた書評が掲載されました。
世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え: 世界の第一人者100人が100の質問に答える
- 作者: ジェンマ・エルウィン・ハリス,タイマタカシ,西田美緒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 単行本
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これは面白かったなあ。ちなみに、ウェブでは
世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え ジェンマ・エルウィン・ハリス編 忘れてしまった疑問との再会 〈評〉サイエンスライター 内田麻理香:日本経済新聞
として掲載されているようですが、有料会員でないと読めないようです。←無料登録でも読めるようになりました。
書評の方でも書きましたが、これは子ども用だけでももったいない。大人が想定問答集として使うのもいいけど、それももったいない。
いつか忘れてしまった疑問と再会し、思いがけず答えを得られるかもしれない。また、読み進めるにつれて、大人が忘れてしまった「疑問符を持つ心」を取り戻す契機になるかもしれない。
という本なんですよー。実際、私も「再会」を果たしましたから。
中には「なにが、なにをわたしにしているの」という壮大な疑問もあり、これに対しては古人類学者・認知科学者・作家の三人が回答の競演をしている。筆者もかつて、暗い部屋の中で、同じ謎を考え込んでいたことを思い出した。まさか、本書を通して数十年ぶりにこの疑問に再会し、しかも回答まで得られるとは思わなかった。
なぜ「?」の心を持たねば、なるほど「!」に至ることもない。大人だって必要な「?」の心を取り戻してくれる一冊だと思います。