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内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

日本経済新聞『<脳と文明>の暗号』書評掲載

 日本経済新聞で、『<脳と文明>の暗号』を書評した原稿が掲載されています。

<脳と文明>の暗号 言語・音楽・サルからヒトへ (KS一般書)

<脳と文明>の暗号 言語・音楽・サルからヒトへ (KS一般書)

 (登録している方は?)こちらのリンクからも読むことができるはず。
〈脳と文明〉の暗号 マーク・チャンギージー著 言語と音楽をめぐる仮説を提示 :日本経済新聞

 「話し言葉は、物体の『破裂音』『摩擦音』『共鳴音』から発生し、音楽のもとになったのは、人間の足音を中心とした『動作音』」というチャンギージーの仮説は正直言って、最初引きましたが、逆に「こういう大胆な仮説がなければ、サイエンスは進んでこなかったのでは?」と思い直すという。たぶん、私の「科学観」が狭いんでしょうねえ。

 で、音楽のところを読み進めているときに、ウィーンの楽友協会のきらびやかな「黄金のホール」での体験が思い浮かんだのでした。

本書を読みながら、ウィーンでコンサートを聴いたときのことを思い出した。曲の終わりに拍手をするが、その会場では同時に足をドンドンと踏み鳴らす聴衆がほとんどで驚いた。どうやら欧州では普通らしい。足音を中心とする動作音から生まれた音楽という説が正しければ、足音を起源にする音楽に対し、足音で賛辞を送るなんて素晴らしいではないか。

■おまけ
ウィーン楽友協会の黄金のホール。ほんとに上品にきらきらしていました。