内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

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第6回日本化学連合シンポジウム「科学技術と社会を結ぶサイエンスコミュニケーション」

日本化学連合の第6回シンポジウム、「科学技術と社会を結ぶサイエンスコミュニケーション」で講演してきました。内容は、サイエンスコミュニケーションの歴史(と、混乱ぶり)をざっとおさらいしてから、自分自身の活動の四苦八苦の様子です。
 「混乱ぶり」の部分は、博士論文の内容ともかぶっておりまして、講演後に御園生誠先生*1から「私も同じところを疑問に思っていた」と言われ、ありがたい限り。他の先生方からも応援のお言葉を頂戴しました。

 さて、このシンポジウムは「化学コミュニケーション賞2012」の授賞式もありました。その後の懇親会で、授賞者の皆さまとお話しできたのも勉強になりました。有意義な活動を、かつ長年実施するのは本当に難しい。今後のご活躍も願っています。

プログラムは以下の通り。


プログラム

第1部 シンポジウム「科学技術と社会を結ぶサイエンスコミュニケーション」13:00-16:20
1. 基調講演:サイエンスコミュニケーションの広がり―エネルギーのこれから―
(日本サイエンスコミュニケーション協会副会長,科学技術振興機構顧問)北澤 宏一
2. 講演 :研究者とメディアをつなぐサイエンス・メディア・センター構築の試み
早稲田大学政治学研究科(ジャーナリズムコース)教授)瀬川 至朗
3. 講演:科学と社会を結ぶサイエンスコミュニケーター
サイエンスライター・サイエンスコミュニケーター)内田 麻理香
4. 講座 :科学を伝える映像コミュニケーション術―振り向く科学映像には訳がある―
物質・材料研究機構 広報室 広報チーム長)小林 隆司

第2部 「化学コミュニケーション賞2012」 表彰式 16:20-17:15
1. 選考委員長挨拶・選考結果報告 (日本化学連合理事)伊藤 卓
2. 授与式(日本化学連合会長)西出 宏之
3. 受賞講演 (3件講演予定)

第3部 交流会 17:30-19:00

主催: (一社)日本化学連合
後援: 文部科学省経済産業省、(独)科学技術振興機構、(株)化学工業日報社、(一社)化学情報協会、(一社)日本サイエンスコミュニケーション協会

*1:東大工学系5号館(化学系)時代に授業を受けた先生です。この日本化学連合でまさか再開するとは。