内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

毎日新聞『雷鳴と稲妻』書評寄稿

 毎日新聞の「今週の本棚」に『雷鳴と稲妻:気象の過去、現在、未来』の大書評(いつもより文字数が多い)を寄稿しました。

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雷鳴と稲妻: 気象の過去、現在、未来

雷鳴と稲妻: 気象の過去、現在、未来

 

 美術書であり、科学書でもあり、ルポタージュでもある本書。著者のレドニスは、マリー・キュリーの生涯を描いた『放射能』でも、その才能を発揮していました。

放射能 キュリー夫妻の愛と業績の予期せぬ影響

放射能 キュリー夫妻の愛と業績の予期せぬ影響

 

  こちらは、岩波の『科学』のエッセイで取り上げました。

 

kasoken.hatenablog.jp

 今作は気象にまつわる美術書。新しい科学の表現を創出した作家です。

 

毎日新聞『錬金術の秘密』書評を寄稿

錬金術の秘密: 再現実験と歴史学から解きあかされる「高貴なる技」 (bibliotheca hermetica叢書)

錬金術の秘密: 再現実験と歴史学から解きあかされる「高貴なる技」 (bibliotheca hermetica叢書)

 

 

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 毎日新聞の「今週の本棚」に、『錬金術の秘密』の書評を寄稿しました。著者のプリンチーペ、科学史家であり化学者である能力を存分に発揮しています。当時の文脈で解読し、実験を再現することで、錬金術に対する誤解を解き、その豊かな世界を見せてくれる。読んでいてひたすら楽しいです、おすすめ。

 プリンチーペは、以下の著作も邦訳されていますね。

科学革命 (サイエンス・パレット)

科学革命 (サイエンス・パレット)

 

  こちらも、「科学革命」という複雑な事象を、わかりやすく説明してくれる良書です。

長野市民教養講座『文明史における科学・技術と社会変動』講師

長野市民教育講座『文明史における科学・技術と社会変動』で、講師をつとめてきました。

カシヨ株式会社【企業情報】─長野市民教養講座─

私のお話ししたテーマは「科学の発展と、科学離れ」。科学(と技術)が発展すればするほど、私たちの世界から遠く離れていく。それを、私たちの手に取り戻すためにはどうしたら良いか……という話を、C. P. スノーや R. ウィリアムズ、そして大森荘蔵の言説から考えてみました。

 こちらのカシヨ情報グループさんが開催している「長野市民教養講座」ですが、もう30年以上続いているとのこと。企業のCSRとして、このような市民向けの講座が続いていることは素晴らしい。そして、受講されている方々も、勉強熱心で私も刺激になりました。

 長野駅で降りたのは初めてだったので、善光寺に寄ってきました。

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 時間がなかったので、短時間しかいられなかったのですが、いろんな意味で興味深い。善光寺は歴史があるお寺。多くの人びとにとって支持されるお寺のあり方とは? などと考えてしまいました。お参りするだけで「楽しい」。その楽しみを与えてくれる場として存続してきた重みを感じます。今度は、ゆっくり伺いたいです。

信濃毎日新聞「夏休みの一冊」『宮沢賢治の元素図鑑』書評

宮沢賢治の元素図鑑ー作品を彩る元素と鉱物

宮沢賢治の元素図鑑ー作品を彩る元素と鉱物

 

 信濃毎日新聞の「本紙書評委員10人が選んだ夏休みの一冊」で、桜井弘著『宮沢賢治の元素図鑑』化学同人の書評を寄稿しました。

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元素研究で名高い桜井弘さんが、宮沢賢治にも通じていたという。桜井さんの解説から、賢治の文章から科学の要素を見出して「科学者としての賢治」を楽しむことができます。さらに、豊遥秋さんの鉱物写真で彩られているという。贅沢な一冊です。元素好きにも、賢治好きにもぜひ手に取っていただきたい本です。

毎日新聞・書評『どもる体』

 毎日新聞の「今週の本棚」に『どもる体』の書評を寄稿しました。

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どもる体 (シリーズ ケアをひらく)

どもる体 (シリーズ ケアをひらく)

 

 吃音という難しい障害に焦点を当てた本ながら、深刻になりすぎない形で描き、誰もが「その感覚わかる……」と感じるであろう一冊。この本の「軽やかさ」「受け入れやすさ」は著者の文章の巧みさ、装丁、編集……が相まって出来上がったのでしょう。ベストセラーになって版を重ねているのも納得、おすすめです。