内田麻理香ブログ:KASOKEN satellite

ブログというかお仕事日記というか身辺雑記というか。

研究

集英社『すばる』寄稿「科学不信と、その処方箋」

『すばる』7月号に寄稿した論考が掲載されました。 特集は「気候変動と向き合う」。私は、「科学不信と、その処方箋」と題した文を寄稿しています。 気候変動については科学者の見解は一致していますが、それでも地球温暖化懐疑論をとなえる者は出てきます。…

『科学技術社会論研究』査読論文掲載

『科学技術社会論研究』に投稿した論文が出ました。 私の博士論文の第3章で議論したシンプルな提案を(でも、私の博論のハイライト?だとも思っている)、科学哲学が専門である原塑さんとの共著により大幅に書き直した内容になっています。 内田麻理香・原塑…

科研費(若手研究)採択

日本学術振興会 科学研究費助成事業(若手研究)が採択されました。 「グループ討論を通じた科学随筆ライティング教育手法の開発」 (2020年4月 - 2024年3月) このご時世だと、「グループ討論」の方法を工夫する必要が生じてきますが、それも含めて精進して…

博士号取得

博士(学際情報学)(東京大学)が授与されました。論文の題目は「一方向型サイエンスコミュニケーションの意義と可能性」になります。 ここに至るまで長い期間かかりましたが、数え切れないほどの多くの方々にお世話になりました。心よりお礼申し上げます。

『サイエンスコミュニケーション』 vol.8 No.1 掲載

サイエンスコミュニケーション Vol.8 No.1 作者: 日本サイエンスコミュニケーション協会 出版社/メーカー: 日本サイエンスコミュニケーション協会 発売日: 2018 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 日本サイエンスコミュニケーション協会誌『サイエ…

東京大学の特任講師になりました

4月1日付で、東京大学大学院 総合文化研究科 教養学部附属教養教育高度化機構 科学技術インタープリター部門の特任講師に着任しました。科学技術インタープリター養成部門は、東京大学の大学院生向けの副専攻プログラムで、科学と社会の架け橋となる人材を育…

科学技術社会論・柿内賢信記念賞(実践賞)受賞

2016年度の科学技術社会論・柿内賢信記念賞(実践賞)を受賞しました。この柿内賢信記念賞は、「科学・技術と社会の問題」に関する研究・実践的活動を行う個人に贈られるもので、科学技術社会論学会が毎年選考・表彰するものです。 2016年度の受賞者は、 特…

東京大学大学院情報学環・交流研究員になりました

6月1日付で、東京大学情報学環の交流研究員になりました。受け入れてくださった教授は、石崎雅人教授です。 昨年よりは、東京に伺う機会も増えるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

「第9回ニコニコ学会β〜FINAL〜」で座長

19日に開催された「第9回ニコニコ学会β」の第3セッションで座長を務めました。 第9回シンポジウム終了散開 niconicogakkai.tumblr.com タイムシフトでご覧になることができます。 第3セッション「科学へのアンビバレントな想い」 座長として、富野由悠季氏と…

科学技術社会論学会(STS学会)で発表

科学技術社会論学会(STS学会)第14回年次研究大会・総会(2015年度)で、「コミュニティをつくる科学コミュニケーション」というお題でセッションを立て、発表してきました。 お願いした発表者は、江渡浩一郎氏、岡本真氏。ディスカッサントに八代嘉美氏。…

東北大学「科学コミュニケーション」集中講義

7月17日(金)ー7月18日(土)に、東北大学理学部、本堂毅先生のもとで、集中講義をさせていただきます。 このうち、「科学と文化、科学と私たち」(17日(金)16:30ー)に関しては、どなたもご参加が可能です。ご興味のある方は、hondou(あっとまーく)mail.s…

広報とは:東京都写真美術館

東京都写真美術館 - 東京都写真美術館ニュース別冊「ニァイズ」が面白くて、一気読み。都立の美術館がここまで挑戦できるのかと思うと、ひたすら感心してしまいます。 画像は、子供向けの出張授業のお話(2015年3月の)。全編通じてこの低温っぷり(カレー沢…

第7回ニコニコ学会βシンポジウム

「ニコニコ学会β」と懇親会から帰還。「研究100連発」でご活躍されたみなさま、みーんな良い表情。発表も素敵でした。「難しいがおもしろい」「わからないがおもしろい」って大事ですね。 関係者の皆さま、今回の参加にあたってご協力して下さった方々皆さま…

科学技術社会論学会@大阪大学

今週末は科学技術社会論学会(STS学会)@大阪大学でした。運営の皆様、たいへんお疲れ様でした&ありがとうございました。STS学会は毎度至れり尽くせりで有り難い限りです。もちろん内容も充実しておりました。来年は東北大学です。私も参加する予定です。…

美と科学

化学反応の美麗なムービーや美しい化学構造を集めて化学の「美」を伝える「Beautiful Chemistry」gigazine.net この手のものを見ると「科学と美」ってなんだろう?と思ってしまう。元は化学出身なのに、これを見ると(結晶する過程以外)気持ち悪いと思って…

『コミュニケーションとコミュニティ』レイモンド・ウィリアムズ著

出版されたばかりの、レイモンド・ウィリアムズ「共通文化に向けて」の中の一節。共通文化にむけて―― 文化研究1 (文化研究 1)作者: レイモンド・ウィリアムズ,川端康雄,大貫隆史,河野真太郎,近藤康裕,田中裕介出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/12/26…

レイモンド・ウィリアムズ『完訳キーワード辞典』

完訳 キーワード辞典作者: レイモンドウィリアムズ,Raymond Williams,椎名美智,越智博美,武田ちあき,松井優子出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2002/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (58件) を見る サイエンスコミュニケーシ…

"Communication and Engagement with Science and Technology"

Communication and Engagement with Science and Technology: Issues and Dilemmas A Reader in Science Communication作者: John K. Gilbert,Susan M. Stocklmayer出版社/メーカー: Routledge発売日: 2013/01/18メディア: ペーパーバックこの商品を含むブロ…

【追記あり】再訪『二つの文化と科学革命』

二つの文化と科学革命 (始まりの本)作者: C.P.スノー,S.コリーニ(解説),松井巻之助,増田珠子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/11/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る 「文系/理系」論、そ…

第5回ニコニコ学会βシンポジウム・参加

5回目にしてようやく参加できました。第5回ニコニコ学会βシンポジウム。【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来作者: 江渡浩一郎,ニコニコ学会β実行委員会,serori出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2013…

平田光司先生「科学の不定性と巨大科学」

東北大で総合研究大学院大学・平田光司教授が「科学の不定性と巨大科学ー高エネルギー加速器を例に」という特別セミナーをされたので、聴講させていただきました。 「トランスサイエンス」という言葉は、日本だとバズワード化され、よくわからない形で「双方…

ソウル大×東大合同セミナー・発表

1月10日から1月14日まで韓国・ソウルに行ってきました。初ソウル! 東大・学際情報学府には「大航海プログラム」なる助成がありまして、そのプログラムで参加してきました。 11日は、ソウル大学で開催された国際会議、 “Neuroethics in context: East meets …

科学技術社会論学会で発表

11月16日から18日まで開催された、第11回年次研究大会・総会で発表してきました。この科学技術社会論学会(STS学会)は何回か参加したことがありますが、初めての発表。しかも図々しくもセッションオーガナイザーとして、セッション組みました。一応、あった…

人工知能学会 第66回 言語・音声理解と対話処理研究会・発表

私の所属している東京大学大学院学際情報学府には、副指導教員制度があり、副指導の先生からも指導を受けることができます。私の副指導教員は、情報学環の石崎雅人先生。今回、石崎先生からお声をかけていただき、発表の機会を得ました。 当日は、大阪から新…

科学コミュニケーションセンター・アソシエイトフェロー

H24年度から発足した、(独)科学技術振興機構・科学コミュニケーションセンターのアソシエイトフェローに就任して、調査研究をしています。 私たち(フェロー:佐倉統氏(私の指導教員です))のユニットの課題は「新しい科学コミュニケーションの探索」に…

クリスマスレクチャー2012

▼クリスマスレクチャー2012の仙台公演に行ってまいりました。 ▼ 会場は東北大川内キャンパス近くの萩ホール。同行する人の提案でバスではなく自転車で行ったのだが、すぐに息はあがるし、熱中症で倒れるかと思った! と いうか普段の私、運動しなさ過ぎ。運…

PCST2012発表

Attracting Attention by Blending Science: Case Studies of Science in Home Life Marika Uchida, Osamu Sakura Public communication of Science & Technology 2012 前回のインドでのPCST"Public communication of Science & Technology"に引き続き、ポス…

東京大学 科学技術インタープリター養成プログラム ゼミ

東大の科学技術インタープリター養成プログラムの山邉昭則先生のゼミにお呼ばれして、ゼミをさせていただきました。 関係者の皆様、ほんとありがとうございました。刺激的な意見を伺い、勉強になりました。

自然科学の「メガネ」を作る数学

先月、一日に立て続けにある数学者のおふたりにインタビューをした。私の役割は「数学」という世の中にとって遠い遠い分野を、少しでも世間に知ってもらうための仲介役という感じ。 「自然科学」と「数学」は別物だ(……らしい。今までその違いもわからなかっ…

日本ロボット学会誌 「ロボットとサイエンスコミュニケーション」

日本ロボット学会誌 学会誌総目次 日本ロボット学会誌 JRSJ (March 2011, Vol.29 No.02) 特集「研究者が『ロボット』を伝えるために」で、「ロボットとサイエンスコミュニケーション」というタイトルで寄稿しています。CiNiiにはまだ出ていないかな? 大学工…