毎日新聞に、光文社の『VERY』1月号の雑誌評を寄稿しています。興味深い特集が多かったのですが、今回取り上げたのは「『きちんと家のことをやるなら働いてもいいよ』と将来息子がバートナーに言わないために今からできること」です。
『VERY』は所謂「セレブ妻」向けのイメージが強いのですが、以前から改憲や特定秘密保護法を特集など、面白い特集が多いです。今号の書評コーナーも、伊藤 亜紗著『どもる体』医学書院、姫野カオルコ著『彼女は頭が悪いから』 文藝春秋、を取り上げるなど印象的。
12月9日の毎日新聞の「今週の本棚」、毎年恒例の「2018年この3冊」欄で、鈴木貴之・著『100年後の世界』化学同人、久保明教・著『機械カニバリズム』講談社選書メチエ、宇野重規・著『未来をはじめる』東京大学出版会の書評を寄稿しました。
100年後の世界―SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来 (DOJIN選書)
機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ (講談社選書メチエ)
住友林業の家のオーナーさん向けの情報誌、「すてきな家族」で、「暮らしのカガク」の連載が始まりました。今回は「おいしい『焦げ』とやっかいな『焦げ付き』」をテーマにしています。今後ともよろしくお願いします。
信濃毎日新聞に、川添愛著『コンピュータ、どうやってつくったんですか?』東京書籍の書評を寄稿しました。知らないで使っているコンピュータのしくみを、青年と妖精の愉快なやりとりから学べてしまう本。大人も、中高生もぜひ!
コンピュータ、どうやってつくったんですか?:はじめて学ぶ、コンピュータの歴史としくみ
錬金術の秘密: 再現実験と歴史学から解きあかされる「高貴なる技」 (bibliotheca hermetica叢書)
毎日新聞の「今週の本棚」に、『錬金術の秘密』の書評を寄稿しました。著者のプリンチーペ、科学史家であり化学者である能力を存分に発揮しています。当時の文脈で解読し、実験を再現することで、錬金術に対する誤解を解き、その豊かな世界を見せてくれる。読んでいてひたすら楽しいです、おすすめ。
プリンチーペは、以下の著作も邦訳されていますね。
こちらも、「科学革命」という複雑な事象を、わかりやすく説明してくれる良書です。